「Twitterに広告を出稿したけれど保留中と表示されたまま進まない」「Twitter広告の保留中をいち早く解除したい」

今回は上記のような悩みをお持ちの方への記事です。

Twitter広告が保留中になる理由を解説したうえで、広告の審査基準や審査に落ちてしまう原因について触れています。

最後まで読んでいただくことで、Twitter広告が表示されない原因を知ることができます。

Twitter広告が保留中になる主な理由は広告審査中のため

Twitter広告が保留中になる1番の理由は「広告が審査中である」ことです。Twitterで広告を出稿するためには、Twitterの運営元から審査を受ける必要があります。

広告が保留になっている状況では、まだ、広告審査が終わっていないことを意味する場合が多いです。

次に、広告審査にかかる日数といつまでたってもステータスが保留中から変わらない場合の原因について解説します。

https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html

審査にかかる日数は1営業日

通常、Twitterに広告を出稿して審査が終わるまで(保留中から先に進むまで)にかかる日数は、おおよそ1営業日となっています。

Twitter広告の審査が終わるまでにかかる時間は最大で2〜3週間という説もありますが、こちらは目安程度に過ぎません。

審査が完了するまでの時間に差がある理由としては、日によって審査待ちの広告数が違うことなどが挙げられます。Twitterにて広告を出稿したい人が多ければ、保留中の時間は長くなる傾向にありますが、逆に審査待ちの広告が少ない場合には保留中の時間が短くなります。

審査完了までの時間に、ばらつきはどうしても生じてしまいますが、基本的には1営業日に完了すると考えておいて良さそうです。

1営業日以上が経過している場合に考えられること

1営業日以上経過しても審査が終わらず、保留中になったままとなるシーンもあります。

そのような時には、ご自身のWebサイトや出稿した広告コンテンツに何かしらの問題があり、修正が必要かもしれない可能性が考えられます。

広告を出稿するために利用したメールアドレス宛に、Twitterの広告キャンペーン審査チームから連絡がきていないかを確認してみましょう。その際に、Twitter内の「設定」項目から「配信メールの設定」で、広告出稿に関するメールの受信許可をオフにしていないことに気をつけてください。

メインナビゲーションバーからメッセージセンターを調べる手段もあります。

審査対象となるのはアカウントとコンテンツ

Twitterに広告を出稿する際に審査対象となるのは広告を出稿するためのアカウントと広告コンテンツの内容です。Twitterで広告を出稿する場合に、具体的にどのような審査を受けているのかについて解説します。

Twitter広告ポリシー

Twitterで広告を出稿するためにはTwitterの広告ポリシーを遵守する必要があります。

この広告ポリシーは、Twitter広告で不利益を生んでしまうことがないよう、安全に運用することとコンテンツの品質を維持する目的で存在しています。

こちらの広告ポリシーの一例として

  • 著作権に関するポリシー
  • アルコールやタバコに関するポリシー
  • 法的に禁止されていることの制限

など20以上のポリシーから構成されています。詳しくはこちらから確認してみてください。

https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html

アカウントのステータス

広告を出稿するために利用したアカウントも、審査対象となります。具体的に対象になるのは自己紹介、ユーザー名、プロフィール画像、ヘッダー画像、プロフィールURLなどです。

アカウントの状態にも気をつける必要があります。気をつけることを以下に3つ列挙します。

  • 広告主となるTwitterアカウントは公開アカウントでなければならない
  • 削除されたTwitterアカウントで広告を出稿することはできない
  • 凍結されたTwitterアカウントでは広告を出稿することはできない

広告コンテンツに問題がなくても、アカウントのステータスによって審査内容は変わります。

さらに、作成したばかりのTwitterアカウントでの広告出稿も審査落ちになる場合があるようです。広告を出稿する際には余裕を持ってTwitterアカウントを作っておくべきでしょう。

Twitter広告の品質ポリシー

Twitterでは広告の品質に対するポリシーも設定されています。広告出稿によって出稿者自身が不利益を被らないようにするためのガイドラインです。

大前提として、広告にはプロモーションしたいブランドや商品の説明を正しく含めるようにします。誇張した表現や閲覧者が誤解を招いてしまうような文言、言い回しなどには十分気をつけたいところです。

他にも広告からのリンク先では広告要素を含めないことや自動ダウンロードの禁止、邪魔なポップアップを表示させないなど、広告先の品質も求められています。

広告には画像や動画を含めることもできますが、情報の誤解を招いたり、読みにくい、画素数が極端に悪いものは利用できません。

Twitter広告の品質ポリシーに関する情報はこちらからどうぞ。

https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies/ads-content-policies/quality-policy.html

言語・国

Twitter広告では利用できる言語や国も定められています。海外向けの広告コンテンツを検討している場合には、言語の問題がボトルネックになる可能性があります。

配信する国や、利用できる言語について不安がある場合には、あらかじめ調べておく必要があります。なお、日本語と英語はTwitter広告で利用できる言語に含まれています。

Twitter広告の審査に落ちるとどうなるのか

Twitter広告の審査に落ちてしまう、つまり、広告のポリシーを満たしていないと判断されてしまうと、広告の配信ができません。ガイドラインに沿って違反しないように広告を修正する必要があります。

すでに広告を配信されている場合には、Twitter広告も配信が停止されます。

審査に落ちる理由は複数考えられますが、その違反理由が重大なものであれば広告の配信ができなくなる場合もありますので注意が必要です。このプロセスはオフボーディングと呼ばれます。オフボーディングはTwitterアカウントの凍結とは異なるもので、有料広告配信ができなくなる制限のことを指します。

もしも、オフボーディングが行われてしまった場合には、広告用に新しいアカウントを作ることはできません。Twitter広告サポートチームへ連絡する必要があります。

Twitter広告が保留中?承認されない原因とは

Twitter広告の審査のフローは以下の通りです。

  1. プロモーションしたいツイートの審査
  2. Twitter広告を配信するアカウントの審査

上記のフローに沿って審査が行われます。Twitter広告がずっと保留中で、承認されない原因はいくつか考えられます。

なぜ、Twitter広告が承認されないのかを、考えられる原因とともにみていきましょう。

ユーザーの勘違いを生む表現が含まれている

広告は人を惹きつけることが重要ですが、ユーザーの勘違いを生んでしまうような情報を含むべきではありません。

騙す意図や混乱させる目的はなかったとしても、Twitter広告サポートチームがユーザーの勘違いを生むかもしれないと、判断してしまえばTwitter広告は承認されません。

誇大広告については法律でも規制されていますので、広告作成段階で十分に検討しなければなりません。

性的なコンテンツを連想させる表現が含まれている

Twitterでは性的なコンテンツを連想させるような内容を含む場合には、Twitter広告として配信できません。

成人向けのコンテンツに関する広告を出稿しようとお考えの場合には、Twitter広告では配信できないので注意が必要です。どこまでが性的な内容を含む広告として認定されるのか、明確な基準はありませんが、保留期間が長すぎる場合にはこちらが原因となっていることも考えられます。

不快感を与える内容が含まれている

Twitter広告は人を不快にさせるために配信するものではありません。広告を閲覧したユーザーが、不快に感じるような内容を含むものは審査に通りません。

不快感を与えてしまうコンテンツの例としては「暴力的」「性的」「いじめ」「グロテスク」など様々なものが考えられます。

どの程度まで許容されるのかは、Twitter広告サポートチームに委ねられます。

広告と相違がある

広告コンテンツに記載してある内容に対して、広告する商品やサービスの機能がかけ離れている場合には、広告と実物に相違があるとして審査を通過することはできません。

商品説明を過度に表現にすることで、瞬間的に人の関心を惹きつけることは可能かもしれませんが、最終的な目的を達成できるとは考えにくいので辞めておく方が良いでしょう。

Twitter広告の審査が通らないときに確認すべきポイント

ここまでは、Twitter広告が保留中になる理由と原因について解説してきました。この章ではTwitter広告の審査に通らないと思った時に、対応すべきことをまとめています。

ポリシーに違反していないか

Twitter広告の審査に通らず、ずっと保留中になっている一番の原因は、Twitter広告のポリシーに違反していることが考えられます。

Twitterの広告ポリシーで禁止もしくは制限されている項目は、Twitter公式のページで確認することができます。

例として、以下のようなコンテンツが挙げられます。

  • 薬物もしくは薬物関連品のプロモーション(禁止)
  • 政治に関するコンテンツ(禁止)
  • 成人向けの性的なコンテンツ(禁止)

詳しくはこちらから確認してみてください。

https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html

リンク先は正しく設定されているか

Twitter広告は広告コンテンツとリンク先がワンセットで審査されることになります。

すなわち、Twitter広告での表現とリンク先のWebサイトの内容に違いがある場合には、審査に通らない可能性が十分にあり得ます。

リンク先を誤っている場合、もし仮にTwitter広告の審査に通過したとしても、配信者が不利益を被ることに繋がるため注意しましょう。

アカウントは非公開や凍結状態になっていないか

Twitter広告の配信の大前提として、アカウントのステータスが正常であることが求められます。凍結状態のアカウントでは広告を配信することはできません。

また、非公開アカウント(俗にいう鍵アカウント)で広告を配信することもできません。今一度広告配信用のアカウントのステータスを確認してみるべきでしょう。

保留中ではないのにTwitter広告が表示されない原因とは

保留中ではないのに、Twitter広告が表示されない場面があります。この章ではそういった状況で考えられる理由について解説します。

クレジットカードに問題がある

Twitter広告を配信する場合には、使用できるクレジットカードを支払い方法に設定していないといつまでも広告が配信されることはありません。

Twitter広告で有効な支払い方法は、クレジットカードもしくはデビットカードとなります。

もし、カードが正常に利用できるのに支払い方法に問題がある場合、カード情報の入力ミスを疑ってみましょう。

広告予算の設定に問題がある

Twitter広告では、予算を設定する必要があります。設定している予算が少ない、入札額が低すぎる時には、広告のインプレッションが極端に少なくなる傾向にあります。

Twitter広告を適切にユーザーにリーチするためには、入札額を上げるなどの調整が必要となります。適切な入札価格がわからない場合には、自動入札タイプを利用するのも一つの手段です。最低限の予算でも高いパフォーマンスが得られるように、入札額が自動的に最適化されます。

ターゲティングの範囲に問題がある

広告には適切にターゲットを指定する必要があります。ターゲットの範囲は狭すぎるとリーチできる数に限りが出てしまいますが、逆に広すぎても適切にリーチできない原因となってしまいます。

女性向けの広告であるのに、男性をターゲットとして指定している、異言語エリアのユーザーに対してリーチしている、などターゲットの範囲指定ミスにはいくつかのパターンがあります。

インプレッションに問題がある場合、広告のターゲットを確認してみると改善されるかもしれません。

まとめ

こちらの記事では、Twitter広告が保留中となってしまう理由といつまでも審査をクリアできない原因について解説してきました。

通常は1営業日ほどでTwitter広告の審査は完了しますが、広告ポリシーに反している場合などには審査を通過することはできません。

Twitter広告が保留中となったまま先に進まないとお困りの方は、ぜひ弊社へご相談ください。

本件に関するお問い合わせはこちら

株式会社キュービック / TEL:080-3176−7696