Twitter動画広告の種類別に特徴が知りたい
他社はどのようにTwitter動画広告を成功させたのか事例が知りたい
Twitter動画広告を成功させるポイントも知っておきたい
上記のような悩みを抱えている企業もあるでしょう。
本記事では、Twitter広告で動画を出稿できる場所や課金形式、活用事例などについて詳しく解説します。
記事の後半では、成功するためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Twitter広告で動画を出稿できる場所6選
Twitter広告で動画を出稿できる場所は以下の6つです。
- プロモビデオ広告
- プレロール広告
- スポンサーシップビデオ広告
- ビデオカンバーセーショナル広告
- ビデオアプリカード広告
- プロモライブビデオ広告
以下で詳しく解説します。
プロモビデオ広告
タイムラインにインフィード表示される自動再生動画のこと
「テキスト&動画」がセットになって表示され、テキストはすべて日本語(全角)では最大140文字となっています。
タイムライン上に表示されるのでユーザーの視覚に入りやすいという特徴があります。
そのため商品・サービス認知度は高い傾向にあります。
Twitterは文字数制限があるため、何かを伝えようとしたときテキストだけでは足りないことがあります。
そこで動画付きツイートにすることで、より多くの情報を伝えることが可能です。
また、ユーザーの属性としてモバイル環境で利用しているユーザーが多いので、モバイル仕様に適した動画にすることでより高い効果が期待できるでしょう。
プレロール広告
動画コンテンツの前に流れる動画広告のこと
大手テレビ会社・スポーツリーグ・情報機関など、200以上の動画パブリッシャーが動画コンテンツを配信します。
アピールしたい商品・サービスと関連性が高い動画コンテンツの前に、プレロール広告を配信することでより正確なターゲティングができます。
また、プレロール広告は他の動画投稿サイトと比べ、ユーザーからの嫌悪感が低い傾向にあります。
スポンサーシップビデオ広告
動画コンテンツの冒頭に流れる動画広告のこと
プレロール広告では、カテゴリーを選んで複数企業の動画コンテンツからランダムで配信されます。
一方でスポンサーシップビデオ広告では、特定コンテンツパートナーの動画にプレロール広告の配信が可能です。
関連性が高い場合・人気コンテンツを配信する動画パブリッシャーにも配信可能なので、高い宣伝効果が期待できます。
しかし、スポンサーシップビデオ広告は、一般的なユーザーアカウントでは利用できません。
一般的には通常の「プレロール広告」を利用することが多いです。
ビデオカンバーセーショナル広告
動画に独自ハッシュタグをつけ、アクション誘導ボタンをつけたツイートのこと
この広告を見たユーザーに対し、独自ハッシュタグを使ったツイートをしてもらえるようにアクションを促せます。
例えば「朝ごはんはなに?」という問いかけに対し、Aさんが「#ヨーグルト」とツイートした場合、Aさんのフォロワーにも表示されるようになります。
このようにユーザーが能動的に拡散してくれるので、高い費用対効果が期待できるのです。
ビデオアプリカード広告
動画を活用して認知度の向上・アプリのインストールを促す動画広告のこと
タイムライン上で自動再生されるため、アプリをインストールする前に内容がわかるプレビュー体験を提供しています。
また、動画下部にあるアクション誘導ボタンで、興味を持ったユーザーを感度が高いままインストール画面に誘導します。
モバイルアプリを宣伝したい企業にとってはかなり相性のいい動画広告です。
プロモライブビデオ広告
ライブコンテンツの配信中や配信前後を活用した動画広告のこと
他の動画広告と比較すると、時間・コストをかけず気軽に始められるという特徴があります。
リアルタイムのライブ配信ができるため、事前に広告のために動画作成する必要がないことが特徴です。
新製品発表会だけではなく、セミナーやイベントもリアルタイム配信できます。会場の参加者だけではなく多くのユーザーへのアプローチが可能です。
また、撮影した動画を60〜90秒に編集する機能が完備されているため、リアルタイムで見逃したユーザーに対し、プロモビデオ広告として再配信できます。
Twitter動画広告の課金形式
Twitter動画広告の課金方式は以下の通りです。
- クリック課金(CPC)
- 試聴課金(CPV)
- エンゲージメント課金(CPE)
- インプレッション課金(CPM)
- アプリインストール課金(CPI)
どのような課金方式なのか、以下で詳しく解説します。
クリック課金(CPC)
リンクなどがクリックされるごとに費用が発生する課金方式のこと
広告上に表示された、リンクのクリック数に応じて課金されます。
リンクをクリックすることは、ある程度、商品・サービスに興味や関心があるということです。
成約数・売上高などの最終ゴールに近い指標に関係するため、KPIが明確な場合に利用されることが多いです。
試聴課金(CPV)
動画1再生あたりの目標単価で入札する課金方式のこと
動画が再生されて課金が発生する仕組みです。動画の再生数増加を目指す場合に向いています。
ただし、動画再生に対して課金されるため、ユーザーの厳選という意味ではクリック課金に劣ってしまうことがあります。
エンゲージメント課金(CPE)
エンゲージメント獲得あたりの目標単価で入札する課金方式のこと
Twitter上の特定行為に対して課金されるものです。
具体的にはリツイート・返信・いいね・クリック・フォローなどが該当します。
ツイートのエンゲージメントを増やしたい場合に向いています。
インプレッション課金(CPM)
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式のこと
認知拡大・ブランディングなどに適しています。コンバージョン数よりも、まずは認知を拡大して幅広いユーザー層に見てもらいたい場合に利用することが多いです。
アプリインストール課金(CPI)
アプリのインストール数ごとに費用が発生する課金方式のこと
アプリがインストールされてから課金されるため、実益に応じた配信ができます。
「インストールしてもらえれば、継続して利用してもらえる可能性が高い」アプリと相性のいい課金方式です。アプリケーションの広告を配信する場合は、CPIによる配信が向いています。
Twitter動画広告の活用事例3選
ここでは、Twitter動画広告の活用事例を3つ紹介します。
- アディダス
- マクドナルド
- Honda 本田技研工業(株)
どのような内容にしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
アディダス
1つ目の事例は「アディダス」です。
こちらは新商品の紹介ではなく、既存商品「プレデター」は競技用ではなく普段使いにも最適なアイテムであるとイメージの転換を狙ったものです。
関連性の高いスポーツ番組の前に配信し、そのままビデオWebサイトカード経由でアディダス公式サイトへの誘導・購入ができるようになっています。
その結果、多くのユーザーに商品の情報が伝わり、認知拡大に成功しています。
マクドナルド
2つ目の事例は「マクドナルド 」です。
こちらは期間限定メニュー「シャア専用マクドナルド」の認知拡大を狙ったものです。
大人気のてりやきバーガー・ダブルチーズバーガー・トリプルチーズバーガーが『機動戦士ガンダム』のシャア大佐によってパワーアップしたことを動画にて表しています。
動画を見てわかるように、正方形の上半分を動画・下半分を期間限定メニューの静止画で表示していることで、ユーザーは常時3種類のハンバーガーを目にすることとなります。
また動画の冒頭で「これでこそ、私のマックだ!」というテロップが入っていることで、シャア大佐にとって真のマックであることを表現している点も注目すべきでしょう。
シャア大差の会話にはすべて字幕が入っており、たとえマナーモードで利用していても内容が伝わるような工夫が施されています。
30秒という短めの動画に、期間限定メニューの魅力が詰まった動画広告です。
さらに、人気アニメ・人気キャラクターがナレーションをしていることもあり、公開2日目にして7万を超えてツイートされるなど、反響を呼んだものとなっています。
Honda 本田技研工業(株)
3つ目の事例は「Honda 本田技研工業(株)」です。
こちらは新商品の紹介ではなく、開発ストーリーを載せている動画広告です。
サムネイルでは家族みんなで楽しくお出かけしていると、容易に想像できてしまうほど笑顔が素敵な画像に目を引かれます。
たった1つの動画で新商品と開発ストーリーを紹介しており、開発者の車への愛が感じられます。
また動画の最後には「これからの家族に、余裕と自由を」というキャッチフレーズを紹介。
家族でのお出かけが、より楽しいものになるような動画広告です。
Twitter動画広告を成功させるために必要なこと
Twitter動画広告を成功させるためのコツは以下の通りです。
- できるだけ広告感のないツイートにする
- 冒頭2秒で惹きつける動画広告を作成する
- テキストを入れて無音でも成立するようにする
- 二次拡散を見込んだインパクトのあるクリエイティブにする
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
できるだけ広告感のないツイートにする
「フォローしているアカウントの普段の生活が見たい」と考えている方も多いでしょう。
Twitterに限ったことではありませんが、SNSでは、広告要素が強いものよりも自然な投稿に近い方が好まれやすいです。
自社の商品・サービスの魅力を伝えたいあまりに、宣伝感が強すぎるものになっていないか確認しましょう。
冒頭2秒で惹きつける動画広告を作成する
広告を最後まで見るかどうかは、開始直後に決まります。
そのため、冒頭2秒で惹きつけるような動画広告を作成する必要があります。
動画制作に仕様できる予算が限られている場合でも、なるべく動画の前半に工夫したり、こだわりを凝らしたりするように意識してください。
具体的には『ユーザーに課題・質問を投げかける』『動きのあるアニメーションで興味関心を持ってもらう』などの方法が効果的です。
テキストを入れて無音でも成立するようにする
Twitter動画広告には、ナレーションなどがあり「文字は不要」と考えている方も多いかもしれません。
しかし、電車の中や外出先ではマナーモード・消音モードで利用するケースがほとんどです。
ユーザーの離脱を防ぐためにも、無音でも動画が成立する、音を出さなくてもわかるように字幕を入れて、メッセージを伝えることが大切です。
二次拡散を見込んだインパクトのあるクリエイティブにする
最大の強みは「拡散力(リツイート機能)」です。
拡散には一次拡散と二次拡散の2種類があり、二次拡散はエンゲージメントに対しての課金が発生しません。
広告のコストパフォーマン向上において「二次拡散を見込めるかどうか」が重要な指標になってきます。
どのようなコンテンツが拡散されやすいのか、気になる方に向けて以下で例を紹介します。
- 話題を作る
- リツイートする理由を作る
- リアルタイム性が高い投稿をする
上記3つのポイントを参考に、二次拡散を見込んだインパクトのあるクリエイティブを作成してください。
もし、効果的なクリエイティブ制作に悩んでいる場合は、広告代理店に相談してみるのも1つの手です。
少しでも運用面で不安がある場合は、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、Twitter動画広告について詳しく解説しました。
精度の高いターゲティング・拡散力が魅力のTwitter動画広告ですが「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」こともあります。
そのため、Twitter広告運用が初めての場合や、何から始めればよいかわからないという方は、まずは広告代理店に相談することも検討しましょう。
Twitter動画広告についてお悩みがある場合は、ぜひ弊社までご相談ください。
本件に関するお問い合わせはこちら
株式会社キュービック / TEL:080-3176−7696