「Twitter広告の審査はどのようなことを調べているのか知りたい」「Twitter広告の審査はどのくらいの日数がかかるのか把握しておきたい」
今回は上記のようなお悩みがある方へ、Twitter広告の審査内容や審査にかかる日数、審査落ちしてしまう原因について徹底解説していきます。
最後まで読んでいただくことで、Twitterへの広告出稿に関する疑問を解決できる手掛かりになります。
目次
Twitter広告審査の概要
Twitterで広告を配信するまでのフローは以下のようになります。
- Twitterアカウントを取得する
- 制作した広告をTwitterに申請する(広告申請もしくは入稿申請)
- 広告の審査が行われる
- 審査を通過したら配信開始
ここでは、Twitterの広告審査の概要について解説します。
https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html
審査される項目
Twitterに広告を出稿するために審査される項目は2つです。その2つとは「広告を出稿するためのアカウント」「広告コンテンツの内容」です。
Twitter広告の審査に通過するためには、これら2つの項目を通過する必要があります。それぞれの項目についてポイントを確認していきましょう。
アカウントの審査では、広告配信するアカウントの自己紹介、ユーザー名、プロフィール画像を始めとして、ヘッダー画像、プロフィールURLなども対象になります。アカウントは公開状態で、削除されたアカウントもしくは凍結されたアカウントでは広告配信できないので注意しましょう。
広告コンテンツの審査では配信する内容によって可否が決まります。Twitter広告として配信できないコンテンツとはどのようなものなのか、については後ほど解説します。
審査にかかる日数
Twitter広告の配信申請を行ってから審査されて、公開されるまでの日数は約1営業日となっています。広告申請をしてから2〜3週間かかるという情報もありますが、一般的には1営業日ほどで完了することが多いです。
Twitter社に申請される広告数は日によって増減しますので、Twitterに広告を出稿したい方が多い場合には審査に時間がかかるといった具合です。
以上の理由の通り、審査終了までの日数は多少前後します。
審査に落ちるとどうなる?
Twitter広告の審査に落ちてしまうと、Twitterで広告を配信することはできません。広告のポリシーを満たしていないと判断されてしまった状態のため、広告の修正が必要となります。
審査に落ちてしまう理由は複数考えられます。もしも、その違反理由が重大なものであれば、二度とTwitterで広告配信ができなくなる可能性もあるので、配信設定は慎重に行いましょう。
有料の広告配信ができなくなってしまうことをオフボーディングといいます。もし、オフボーディングが実行されてしまった場合には、Twitter広告サポートチームへの連絡が必要となります。
審査中かどうかの確認方法
Twitterに申請した広告が審査中かどうかの判断は簡単にできます。
ツイートの審査の場合には、ads.twitter.comの[キャンペーン編集]>[クリエイティブ]セクションで確認が可能です。
広告を配信するアカウントの承認状況はads.twitter.comの[アカウント設定]で確認します。
【Twitter広告審査】掲載が禁止されている商材・サービス一覧
Twitter広告の審査について、広告の掲載が禁止されている商材やサービスなども存在します。
こちらに記載されている商材やサービス、または類似するものを広告することはできませんのであらかじめの確認が必要です。
掲載が禁止されている商材やサービスを以下に列挙します。
- 成人向けの性的なコンテンツ
- 著作権
- 偽造品
- 薬物、薬物関連品
- 絶滅危惧種
- ヘイト表現を伴うコンテンツ
- マルウェアとソフトウェアのダウンロード
- 政治に関するコンテンツ
- 広告の品質
- 国営メディア
- タバコとタバコ用品
- 商標
- チケットの不正行為
- 武器と武器用品
- 18歳未満または未成年に禁止されているコンテンツ
- 不適切なコンテンツ
- 好ましくない商行為
これらのうち、項目下2つの「不適切なコンテンツ」と「好ましくない商行為」についてはさらに細分化されます。
不適切なコンテンツに当てはまるのは以下の通りです。
- 危険または搾取的なコンテンツ
- 屈辱的または扇動的なコンテンツ
- 個人に対する攻撃
- 虚偽のコンテンツ
- 誤解を招く、合成または操作されたコンテンツ
- 不快なコンテンツ
- 冒涜や下品なコンテンツ
- 暴力
- センシティブなトピックや事件(死や自然/産業災害、暴力的な攻撃、市民暴動など)
好ましくない商行為に当てはまるのは以下の通りです。
- 虚偽の内容を含む、誤解を招く、または悪影響を及ぼす恐れのあるビジネス提案
- 製品やサービスのプロモーション中に、誤解を招く、虚偽または裏付けのない主張をする
- 誤解を招く情報を提供する、または価格、支払い条件、もしくは利用者が負担する経費についての重要な情報を提供しない
- 提供する特典やお得情報が利用できない、またはランディングページ上での表示がわかりにくい
https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html
【Twitter広告審査】条件付きで掲載できる商材・サービス一覧
続いて、Twitterで広告として配信することはできるが、条件付きとなってしまう商材やサービスについて解説します。
条件付きで配信できる商材やサービスは以下の5項目です。
アルコール関連のコンテンツ
アルコール関連のコンテンツは条件付きで配信が可能です。ターゲットとする国別の要件によって制限が変わります。
未成年の飲酒を助長するような表現や、誘導するような内容を含むことはできません。また、過度な飲酒を勧めたり、アルコールによる健康効果について言論することも制限されています。
理念に基づく広告
Twitterの理念に基づく広告コンテンツを作成する必要があります。
例えば、
- 政治に関する個人や団体について、広告で言及することはできない
- 広告は組織が公的に表現している価値や信条に準じる必要がある
など、Twitter広告を配信するためにはTwitterの理念に基づいたものでないといけません。
金融商品およびサービス
金融関連のサービスに関する広告を配信することは制限付きで許可されています。
その場合、金融サービスであることを明示する必要があります。
賭博関連のコンテンツ
賭博関連のコンテンツの場合、Twitterによる事前承認があったときのみ広告掲載が許可されます。
ヘルスケア
ヘルスケア関連のコンテンツの場合、Twitterによる事前承認があったときのみ広告掲載が許可されます。
Twitter広告で審査落ちする主な原因
Twitter広告で審査落ちしてしまう原因は複数考えられます。ここでは審査落ちする主な原因について解説しています。
広告を制作する際には、以下の内容を含んでいないかチェックしてみましょう。
https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies.html#item1
商品の効果・効用が過大に表現
Twitterでは過大な表現を使った広告を配信することはできません。商品の効果効用と記載されている内容に、実際の効用・効果と差がある場合には、Twitter広告に審査落ちする原因となってしまいます。
また、過大な広告は法的な規制が入る対象でもあるので、十分に注意が必要です。ユーザーの誤解を招いてしまうような表現は避けるようにしましょう。
人種差別・虐待などを連想する不適切な表現が含まれている
人種差別や虐待などを連想させる表現がある広告コンテンツはTwitterで配信できません。
そういった事柄を意図していない場合でも、客観的に連想させられると、NGとなる可能性もあります。
言葉の使い方や表現方法でこれらを連想させないようにしましょう。
肌の露出が多い画像の使用
肌の露出が多い画像を使用していると、掲載できないコンテンツ項目でも記載のある「成人向けの性的なコンテンツ」「不適切なコンテンツ」と見なされる場合があります。
Twitterユーザーが不快に感じないような、コンテンツを制作しましょう。
アルコール商品で未成年者をターゲティング
未成年者にアルコールを勧めることは、法律で禁止されています。アルコール商品を未成年者にターゲティングして広告配信はできません。
Twitterでは、タバコに関するプロモーションは禁止です。同様にアルコールに関するプロモーションも条件付きとなっているため、注意しましょう。
広告クリエイティブと商材やLPに相違がある
「商品の効果・効用が過大に表現」の項目とも重複しますが、広告と実際の商材やサービス、もしくはリンク先のLP(ランディングページ)に違いがある場合には、Twitterの広告審査に通過できなくなります。
広告に合った適切なリンク先を設定しましょう。
Twitter広告の審査を通過しやすくなるコツ
Twitter広告の審査を通過しやすくなるためのポイントは「Twitterが定めたルールを徹底的に守る」ことです。Twitter広告の審査に通過しやすくなるためのコツをご紹介します。
Twitter広告への参加資格を満たす
Twitter広告を配信するには参加資格があります。この参加資格を満たさないとTwitterで広告を配信することはできません。
参加資格がある国・言語
Twitter広告では利用できる国や言語が決められています。参加資格がある国でTwitter広告を運用しないと、そもそも審査の対象にはならないので気をつけましょう。
特に、海外向けのプロモーションなどでTwitter広告を利用しようとお考えの場合、参加資格のある国・言語はしっかりチェックしておくべきでしょう。
Twitter広告で利用できる国や言語はこちらから確認できます。
きちんとアカウントを運用する
アカウント運用に問題があると、Twitter広告の審査に通らないことがあるようです。運用実績があるアカウントで、ステータスに問題がないことが条件となります。
問題があるアカウントとは、例えば以下の通りです。
- 非公開アカウントであること
- 削除されていないアカウントであること
- 凍結されていないアカウントであること
運用実績をTwitter側が判断して審査されますので、Twitter広告の参加資格を満たせるようなアカウントで広告審査に挑むべきでしょう。
また、作成して間もないアカウントで広告を出稿しても審査落ちになることがあります。
Twitter広告ポリシーを守る
Twitterの広告ポリシーを守らないと、Twitterで広告を配信することはできません。
Twitter公式でも「広告主様は適用される全ての法令や規則を順守し、誠実な広告を作成すること、安全かつマナーを守って広告活動を行うことが求められます。」と公表しています。
法令や規則に乗っ取らなければ、Twitter広告を配信することは困難です。審査に時間をかけたくないのであれば、広告ポリシーを熟知して広告を制作することが必要です。
何度も広告の審査に落ちてしまっているという方は、いま一度、Twitterの広告ポリシーを確認してみましょう。
Twitter広告の審査前に確認するべき4つのポイント
Twitter広告の審査前に確認すべきポイントを4つ解説します。確認すべきポイントを意識することで、Twitter広告の審査の手助けになるはずです。
プロフィールはしっかり設定しているか
Twitter広告の審査では広告コンテンツだけでなく、広告を配信するアカウントも対象となることはお伝えしました。
プロフィールに記載の文章やユーザー名、アイコンなどもきちんと設定できているか確認しましょう。
虚偽や不適切な表現はないか
Twitter広告ポリシーにもある通り、広告コンテンツに虚偽の情報や不適切な表現があると審査を通過することはできません。
Twitter広告の審査前にはもう一度、広告コンテンツの表現方法を精査する必要があります。
広告のリンク先はしっかり設定しているか
広告コンテンツからのリンク先のLP内容が異なる場合、Twitter広告ポリシー違反となるので審査落ちとなってしまいます。
広告コンテンツからWebサイトにリンクを貼る場合には、そのリンクが正しいものであるかを再度確認しましょう。
不適切なターゲティングを行っていないか
Twitter広告ではターゲットの設定ができます。この際に、不適切なターゲティングとなっていると審査落ちの原因となります。
広告のターゲット設定は適切であるかを審査前に確認しましょう。
まとめ
今回はTwitter広告の利用を検討しているけれど、審査に通るか心配であることや、どのくらい審査に時間がかかるかお悩みの方に、Twitter広告の審査について解説してきました。
Twitter広告で審査に通過するためにはTwitterの広告ポリシーを順守することが大切です。審査に落ちてしまった場合には修正して、再度申請するといった流れになります。審査は約1営業日となっていますが、日や内容によってばらつきはあります。
Twitter広告の審査や広告運用のことでお困りの方は、ぜひ弊社へご相談ください。
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