スマートフォン向けゲームアプリ『ラストエスケイプ-復讐の女神-』を運営する株式会社VOYAGE SYNC GAMESの立野岡様に、キュービックとの契約経緯やキュービックのパフォーマンスについてお話をお伺いしました。
※本作のキュービック制作クリエイティブ(一部)は こちら
『ラストエスケイプ-復讐の女神-』について
早速ですが、『ラストエスケイプ-復讐の女神-』は、どういったゲームでしょうか?
「戦闘少女:Zガールズ」と呼ばれるミリタリー少女と共に、「建設・生産・訓練」によって自身の基地や部隊を強化しながら、全世界のプレイヤーとリアルタイムバトルを楽しむことができる、美少女育成型ゾンビサバイバル戦略ゲームです。
キュービックとの契約経緯
『ラストエスケイプ-復讐の女神-』において、キュービックをマーケティングのパートナーとして選んだ理由を教えて頂けますでしょうか?
ちょうど他の代理店様を探しているタイミングで、社内のメンバーが小池代表と面識があったので、紹介してもらったという経緯です。
紹介からすぐに、キュービックを選んで頂いたのでしょうか?
いえ、代理店様の選定には御社含め3社にお声がけさせて頂きました。
その中でもキュービックを選んで頂いた、決め手は何だったのでしょうか?
一言で言うと、”攻めの姿勢”ですね。
「サンプルでクリエイティブ作るので素材下さい!」という、”攻めの姿勢”で交渉にきたのが印象深かったです。
しかも、当時掲載していた広告について、「クリエイティブ拝見しましたが、もっとこうした方がよいかと!」とアドバイスまで頂きました(笑)。
姿勢を汲み取って頂き、ありがとうございます。クリエイティブや運用戦略など、キュービックがお力になれる部分が多いのではないかと確信しておりました。
また、チャットのレスポンスが早かったのも特に好感もてましたね。
レスポンスのスピードですか?
はい。と言うのも、当時、取引していた広告代理店様とのコミュニケーションコストやクリエイティブの方向性に関して、もう少し上手にできないものかと思案していたところでした。
御社はそれを補うどころか、飛び越えてくる勢いだったので、非常に頼もしく思えました。
キュービック制作のクリエイティブ評価
クリエイティブ制作に関して、”攻めの姿勢”というキーワードが出ました。実際にキュービックが制作するクリエイティブについて、どのように評価されますでしょうか?
非常に独自性のある、良いクリエイティブを作って頂いてます。
どのような部分で、独自性を発揮出来ておりますでしょうか?
本タイトルは「アクション」ではなく「ストラテジー」なので、ゲーム画面の動きが地味で、訴求内容も似たり寄ったりの広告クリエイティブばかりになっていました。
そんな中、キュービックさんが制作するクリエイティブは、アイキャッチが良く、一目でどのようなゲーム性なのか分かるものから、ちょっとした発想の転換でとてもインパクトのあるものまであり、運営メンバーからも大変評価が高かったです。
Twitterでも、クリエイティブについてツイートしているファンの方もいらっしゃいましたね。
そうですね。御社から提出して頂いたクリエイティブを拝見して、初めは僕も大変驚きました。
例えば、『アリス・リノ』は英国特殊空挺部隊所属なのですが、背景のイギリス国旗がとてもアイキャッチになっており、今まであまり見たことのないインパクトのあるクリエイティブでした。
動画で言うと、『向日優美』のクリエイティブが特にパフォーマンスが良かったです。無能な指揮官(プレイヤーの呼称)のしわ寄せが部隊に影響し、窮地に陥ったキャラクターに感情移入させるというクリエイティブでした。
※本作のキュービック制作クリエイティブ(一部)は こちら
キュービックの広告運用評価
キュービックの広告運用については、どのように評価されますでしょうか?
丁寧で誠実な運用をして頂いてます。
御社が担当になってから、獲得効率とCPIが特に改善されました。
同じ広告媒体でも、それまで1日に数件だった獲得件数が数百件に改善して、CPIも30%~50%近く下がった広告媒体もありましたね。
ありがとうございます。改善に伴い、獲得ボリュームの底上げにも繋がったかと思います。
そうですね。リリース時よりもKPIが改善された時は、思わず皆で笑ってしまいました(笑)。
僕が御社に抱いている印象は、誠実・丁寧・信頼の3つです。弊社からのどんな問い合わせや要望にも、きちんと向き合って下さっています。
具体的には、どのように対応出来ていますでしょうか?
本タイトルでは、ゲーム内に合わせた戦略や、ライフステージに合わせたKPI方針に基づく広告運用をお願いすることが多いです。
その時々で、高いパフォーマンスを出して頂いていると実感しています。お互いの意思疎通をしっかり取り、同じ方向を一緒に見ながら進んでいるような感覚です。
我々が「戦略」を、御社が「戦術」をそれぞれ担うことで、ギアがしっかりかみ合って効果を出せていると感じています。
「戦術」部分で言いますと、Ctuber(※1)を活用した施策もご提案させて頂きました。CtuberによるYoutube上でのプロモーション、そしてそれを広告転用することで広告パフォーマンスを良化させ、その2軸でROIを最大化させる施策になりました。
※1 Ctuber…VTuberから派生して現れた概念で、キャラクターYouTuberの略称。VRやアニメーションの技術を用いてYouTuber活動を行う。
Ctuberに関しては、正直に言うと、あの時は”Ctuber”という名前すら知らなかったので、ご提案してもらった時は「斬新だな」と思いました(笑)。
弊社としても、直近実績が上がり始めている施策でした。
他代理店さんからは、ゲームYoutuberの施策をご提案頂くことが多かったので、弊社としても視野が広がるご提案だったので嬉しかったですね。
実際、施策はいかがでしたでしょうか?
とても効果的でした。Youtube公開1ヶ月時点で再生回数100万回を突破しましたし、広告転用でもCPIを40%減させ、大きくパフォーマンスを良化させることに成功しました。
特に、AC(Google広告)とTik Tokで高い効果を上げることが出来ました。
そうですね。結果を踏まえ、Ctuberというコンテンツもさながら、『キャラクターが視聴者に向かって語りかけてくるという、動画構造と音声によるアテンションの取り方が広告効果を上げている』という仮説を御社と立てましたね。
はい。イラストはいらすとやを、音声は機械音声を用いて、条件を満たす仮説検証用の広告動画を作成し、配信を行いました。
結果として高い効果を得られ、文字通り「戦術の幅」を広げることが出来ました。
僕は、「成功法だけでなく独自性のある広告で差別化を図っていくことも、より一層の効果を生み出す」と思っています。こういった新しい施策や手法を積極的に試すことは、マーケティングにおいて非常に大事なことだと思います。
キュービックと他代理店の違い
御社は、元々他の代理店さんとお取引されていらっしゃったかと思います。キュービックと他の代理店との違いは、ズバリ何でしょう?
キラリと光るクリエイティブセンスと電光石火のスピード感、そして柔軟なスタンスですね。
具体的には、どのようなところでしょうか?
キュービックさんとは、チャットで連携させて貰っています。運用者だけでなく、クリエイターの方も同じチャットでやりとりするので、確認に時間がかからないですし、伝言ゲームにならないのがとてもいいですね。
社内でも効果検証や戦略の共有だけでなく、認識の齟齬が起こらないよう、運用者とクリエイター間で頻繁にすり合わせながら、スピード持って進めています。
広告は生ものなので、正に”スピード”が大事だと思っています。弊社としては、この円滑なコミュニケーションで時間短縮にもつながり、大いに助かりました。
そしてキュービックさんは、非常にフットワークが軽く、柔軟性に富んでいますよね。
ありがとうございます。弊社は「クライアントファースト」を標榜しております。
時には、自社が代理店であることを忘れて、さらに一歩二歩踏み込んで、課題解決に取り組めるよう心掛けています。
そうですね。僕は、これまでお取引きしていた代理店は多いほうですが、「もう少し融通利かせて欲しいな」と感じることは少なくなかったです。
キュービックとしては、自社都合で寄り添えない、という状況は極力避けたいと思っています。
はい。キュービックさんにはとても融通を利かせてもらっていて、「先にやっておきます」「進められるところは進めちゃいますね」みたいなノリとかは、非常にありがたいですね。
ありがとうございます。受動的な対応ではなく、クライアント様の状況を想像して、代理店から施策や解決策を能動的に提案し、リードできるのが理想だと考えています。
マーケティングは正解がないと思うので、最適解を一緒に模索できるよう、今後とも宜しくお願い致します。
<聞き手=田中 天章 / 編集=小池 徹、森山 竣太 / 撮影=矢島 顕太郎>
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